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ファミリコンステレーション(システミックコンステレーション)

ファミリーコンステレーションとは

ファミリーコンステレーションは、ドイツ人のセラピストであるバート・ヘリンガーが確立した体系的家族療法の一種です。
その他の心理療法と違い、秩序・順位といったものを大切に扱う、日本の伝統・文化、日本人の生まれ持った気質に最もフィットする心理療法であり、日本では小林真美(チェトナ小林)の独自の洞察により、より日本人にフィットする手法として進化し続けています。また、この進化は、日本人だけではなく、日本に住む外国人、帰化人、ハーフの方々にも大きな影響を与えています。
この手法により、問題に対して働きかけることで、根本的な解決を得ることができるばかりか、視野が広くなり、生きることが楽になるでしょう。

ファミリーコンステレーションの特徴

私たちは、問題が生じたときその原因や解決策を探しますが、しばしば、別の新たな問題を招いてしまうことがあります。
例えば、「道路の渋滞解消のために新しい抜け道を作ったとしても、すぐに別の場所で渋滞が発生」したり、
「売上を上げるために社員を競わせたら、社員同士が協力しなくなり、売上がさらに低下」するといったように。
もっと身近な事柄で例を挙げるなら、「ダイエットしよう決め、実践すると、ある時一気にリバウンドしてしまう」というのも同じです。

これらは、問題の本当の原因を見つけることができていなかったために生じるものであり、反対に言えば、問題の本当の原因を見つけることができさえすれば、問題は解決したも同然なのです。
では、どうすれば、問題の本当の原因を見つけることができるのでしょうか。

ファミリーコンステレーションでは、問題に関連する人や出来事・要素などを、人や人形・紙に代理させ、平面に配置することで、それぞれの状態や関係性を読み取り、問題が発生せざるを得ない根本的な原因を明らかにしていきます。それは、思考することや努力することでは難しいような、原因をも明らかにするのです。

ファミリーコンステレーションの理論

ファミリーコンステレーションを体験し、学ぶことによって、家族をはじめとする様々なグループに、どの様な法則が存在するのかがわかります。
また、その法則が、私達にどれほど大きく影響しているかを体感していくことになりますが、その中でも身近な法則は次のようなもので、これらの条件下の中でもっともよりより選択肢を見つけていきます。

グループに対する忠誠心

原始の時代を想像すると、家族の一員であり、さらに集落の一員であることは重要です。
共同で食べ物を得、ご飯を食べ、子どもを育て、敵から身をを守る必要がある時代です。
その時代において、家族や集落から離れることは、すなわち死を意味します。

また、現代に置いても、生まれたての赤ちゃんや小さな子どもが、両親から離れることは死を意味します。
ですから私達たちは、無意識にグループに所属することを望み、グループに貢献しようとします。

しかし、私達が大人になると、ここに矛盾を抱えるのです。
今は、原始の時代でもなければ、一人では生きることができない小さな子供でもないのです。
ですから、グループに所属するかどうか、どのグループに所属するか、どの程度グループに貢献するか、全て自由です。
でも、無意識(心の深い部分)は、そこを求めてしまう。

日常の不自由さはこういったことからも体感するのかもしれません。

グループは個人を使う

原始の時代では、グループの一員であることが重要であると前段に記載しましたが、違う言い方をすれば、個人よりもグループが優先されるとも言えます。
グループが存続しなければ、一人が生き残っても生きていけないのです。

例えば、一人の集落の若者が、自分勝手なことをして、グループを危険に晒したとします。
その若者は、自分なりに考えて、グループに貢献するために行った、とても斬新なアイデアでした。
でも、それは、評価されないのです。
目的は、グループが存続することであって、個人の活躍や評価ではないのです。

これは、仕事でやる気のあふれる若者が、新しい意見をたくさん出して、改革や改善を推し進めていくうちに、周りから浮いた存在となり、居場所がなくなっていくといったことにも似ています。
もちろん、これが会社の方針や伝統、社風にマッチしているなら、何ら問題はないのです。
しかし、これまであったグループの秩序を壊す存在とみなされる場合もあるのです。

ファミリーコンステレーションの歴史

カソリックの牧師であったバート・ヘリンガーは、宣教師として南アフリカに渡り学校で教鞭をとった。その時、グループ・ダイナミックスを学び実践することにより、成績優秀な学生を多数輩出する等大きな成果をあげる。
その後、聖職を退き、精神分析、原初療法、催眠療法、NLPや家族療法などを学び、ドイツで原初療法のトレーニングを行っていた。原初療法により一定の評価を得ていたバート・ヘリンガーであるが、根本的に問題が改善しないクライアント一定数存在することから、試行錯誤の末、徐々にファミリーコンステレーションに移行。
バート・ヘリンガー独自の洞察をファミリーコンステレーションに加える事で、バート・ヘリンガーのファミリーコンステレーションを構築していく。
また、バート・ヘリンガーと共に研究する仲間たちによって、会社組織等、家族以外への組織に対する応用、個人セッションの方法、コンステレーションによるトラウマワークなど広く研究され発展する。
一方、バート・ヘリンガーは、2001年頃から従来のファミリーコンステレーションから、徐々に仕事が変化し、現在では、伝統的なファミリーコンステレーションとは一線を画する「新しいファミリーコンステレーション(NEWファミリーコンステレーション)を行っている。

<日本での発展の歴史>

ファミリーコンステレーションは1990年代に日本へと持ち込まれた。
2001年、バート・ヘリンガーのワークショップが日本で開催。以降、定期的に開催され、2006年までに5回の来日を果たす。
また、2004年からは、バート・ヘリンガーと共に世界中を旅してきたハラルド・ホーネンをメイントレーナーとしてHIJがトレーニングを開始、日本のファミリーコンステレーションの基礎を造る。
以降、現在に至るまでトレーニングは継続され、ファミリーコンステレーションの基礎・基本は守られながら、日本の伝統・文化にあった独自の発展をしている。また、日本で活躍するファシリテーターも輩出している。
2015年、約10年ぶりにバート・ヘリンガーが来日しNEWファミリーコンステレーションのワークショップを行った。日本では、従来のファミリーコンステレーションを古いもの、劣るものと表現するファシリテーターも存在するが、そのアプローチと結果は、明らかに一線を画する別の手法と言える。

オーガニゼーショナルコンステレーション(ビジネスコンステレーション)について

バート・へリンガーによって体系立てられたファミリーコンステレーションは、その後の研究により様々な分野に応用されます。
その中で、家族以外の組織に対して働きかけるためのコンステレーションをオーガニゼーショナルコンステレーションと呼び、日本ではビジネスコンステレーションと呼ばれることが多いでしょう。
家族以外の組織に対してのコンステレーションに別の名前が付けられているのは、家族の組織と、それ以外の組織では、その中で働くエネルギーの流れに明らかな違いがあるからです。

コンステレーションでは、エネルギーは高いところから低いところに流れると言われます。
これを家族で考えると、先に生まれたものから後に生まれたものに流れるのであって、その逆はありません。命の流れと言い換えてもいいでしょう。
しかし、家族以外の組織では、入社の早い遅いでそのエネルギーの流れ決まるわけではありません。主に役職であり、与えられている権限と責任によるとも言えるでしょう。

家族と家族以外の組織では、こうした決定的な違いがあるのです。
よって、例えば家族経営の会社に混乱が起きるのは、この違いを理解せずに動いている可能性が視野に入ります。

システミックコンステレーションについて

システミックコンステレーションは、ファミリーコンステレーションとオーガニゼーショナルショナルコンステレーションを包括する言葉として使われます。

そうすると、コンステレーションの全体像は、家族と家族以外の組織を扱う手法であると考えられますが、そうではありません。少なくとも私がシステミックコンステレーションという名称を用いるとき、明らかにそれらを含むもっと大きな視野で全体を見ています。

それは、家族の生命に関わった全ての人や出来事が関係してくる可能性があり、それらに対して視野を開き続けていなければ、本当の見失われた存在に居場所を作ることはできないからなのです。
そういった面から、コンステレーションラボのファミリーコンステレーションは、システミックコンステレーションと表現することが相応しいのですが、わかりやすさの観点からファミリーコンステレーションとして統一しています。

ファミリーコンステレーションの効果

これまでにファミリーコンステレーションによる働きかけを受けた方からは、良い変化があったとのお声を沢山頂きます。
私自身も、これまでにファミリーコンステレーションによって、ありとあらゆる問題・課題を解決してきました。
それは時に、本当に魔法じゃないのかと思うくらいの驚くような変化もありました。

何をしたわけでも、言ったわけでもないのに、親との関係性が良くなり、父と一緒に晩酌するようになったり、
極度の怖がりが、全く怖くなくなったり、
方向音痴が直ったり。

また、息子と娘の症状の改善は特に驚きます。
おねしょに深爪、アドピーに多汗症、多動症に学習障害まで。
セッションの翌日から即座に改善するのは、未だに驚きます。

このように書くと、ファミリーコンステレーションって凄い!ってなると思うのですが、実は、ファミリーコンステレーションでは、問題や課題・症状をなくすという目的で働きかけを行いません。

クライアントさんが困っているのに、それを目的にしない。
一瞬、意味がわからなくなるかもしれませんが、クライアントさんが抱える問題や課題・症状は、本当に見なければならないものを見るための切っ掛けであり、入り口なのです。
つまり、見失われた存在を見て、心の中に居場所をつくための入り口です。

こういった観点から、ファミリーコンステレーションの効果とは何なのでしょう。

問題を抱えたクライアントさんの心の中にある家族のイメージは、見失われた存在がいない状態です。その状態で今まで歩んでこられたわけです。
そこに、見失われた存在が入り、その存在がクライアントさんの心の中に居場所を持ちます。
そうすると、必然的にクライアントさんの心の中にある家族のイメージが今までと違う状態になるのです。

私たちファミリーコンステレーションのファシリテーターは、その新しいイメージを提案しているに過ぎないのです。
そして、クライアントさんにとって、新しいイメージが良いものであり、定着することができれば、その後の変化は必然的に起こるのです。

コンステレーションズ・ラボのファミリコンステレーション

コンステレーションズ・ラボが提供するファミリコンステレーションは、ワークショップと個人セッションに大きく2つに別れます。
また、同時並行で行うことでより良い効果が望めることから、栄養療法やレイキヒーリングの提案も行っています。

ワークショップ

ファミリコンステレーションの基本的な方法で、グループで行います。
通常、1日あたり4名程度の方への働きかけが可能です。
定期開催しています。

詳細はこちらから

個人セッション

ワークショップに都合が合わない方、グループでのセッションが苦手な方などにおすすめしている個人セッション。
ワークショップに比べ、より広い視野で全体を見たい場合にも適しています。
お申込みは随時受け付けしています。
なお、電話・TV電話でのセッションも可能です。

詳細はこちらから

参考

名称

■ 家族の座または家族布置
ファミリーコンステレーションを日本語に翻訳した名称。コンステレーションラボでは日本で最も馴染みのあるファミリーコンステレーションの名称を用います。
■ ビジネスコンステレーション
ヨーロッパでは「オーガニゼーショナルコンステレーション」と呼ばれ、家族以外の組織に対して働きかけるコンステレーションを言います。例えば、会社組織やボランティア団体など。なお、家族経営や従業員がいない個人事業であっても、それぞれの問題に働きかけることが出来ます。
■ システミックコンステレーション
個人や家族の問題に働きかける場合、家族の中にある人や出来事以外の要素が重要な鍵となるケースが増え、ビジネスビジネスコンステレーションも発展してきたため、それらを包括して「システミックコンステレーション」と言います。コンステレーションラボのコンステレーションは、本来システミックコンステレーションと呼ぶことが相応しいのですが、わかりやすさの観点から日本で最も馴染みのあるファミリーコンステレーションの名称を用いています。

参考文献

<書籍>


■ ファミリー・コンステレーション
隠された愛の調和
■ 愛の法則
親しい関係での絆と均衡
■ いのちの営み、ありのままに認めて
ファミリー・コンステレーション創始者 バート・ヘリンガーの脱サイコセラピー論 完全復刻版

<DVD>


■ バート・ヘリンガー・ワークショップDVD
■ ハラルド・ホーネンのDVD