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ファシリテーターによるファミリーコンステレーションの違い

坪田
いつもありがとうございます。
ファミリーコンステレーション ファシリテーターの
坪田です。

私がファミリーコンステレーションと出会ったのは、2008年か2009年ごろだったと思います。
その頃から比べると、明らかにファミリーコンステレーションのファシリテーターは増え、インターネットで得られる情報も多くなりました。
ファシリテータが増え、ファミリーコンステレーションが広まることは喜ばしいことですが、一方で、ファシリテーターによる違いが大きくて驚かれる方もいます。

また、噂に聞いたファミリーコンステレーションと違うと感じられがっかりされる方も増えてきました。

そのような状況から、ファシリテーターによるファミリーコンステレーションの違いを書いてみることで、必要とされている方にとっての有益な情報の一つになればと思います。

ファシリテーターによるファミリーコンステレーションの違い


同じファミリーコンステレーションであっても、ファシリテータによってそのアプローチや、場の雰囲気は全く異なるものになります。
これは特別なことではなく、他の心理療法でも同じことが言えるでしょうし、イベントや会議の場を取り仕切るリーダーがによって全く違うものになることと同じです。

また、ファミリーコンステレーションの理論や考え方は共通であっても、セッションの進め方に固定的な型やマニュアルが存在するわけではありません。
セッションを開始してから、その都度、起こる現象にあわせて、必要なことを行っていくファミリーコンステレーションは、固定的な方やマニュアルは必要なく、そのために、ファシリテーターによっての違いも大きくなるのです。

ですから、ファミリーコンステレーションのワークショップや個人セッションに参加する前に、客観的な指標によって自分にあっているファシリテーターを見つけ出すことは、非常に難しいと言えます。

一方で、ワークショップ形式で行うファミリーコンステレーションは、その進化のプロセスにおいて、大きく3つのスタイルに分けることが出来ます。
また、ワークショップ形式と、個人セッション形式でも違いが見て取れますので、まずこれらについてご説明していくことにしましょう。

ファミリーコンステレーションのスタイルの違い


ワークショップ形式のコンステレーションは、大きく3つのスタイルに分かれます。

①クラシックなスタイル


バート・ヘリンガーが初期から長い間行ってきた方法です。
これ以外のスタイルでは、「代理人が感じたとおりに動く」時がありますが、基本的にそれを行わず、ファシリテーターが代理人をどのように動くのかを指示し、ファミリーコンステレーションを進めていきます。

—代理人とは—
ファミリーコンステレーションのワークショップでは、クライアントの家族がどのような関係性であるかを可視化するため、ワークショップの参加者を家族の代理として会場に配置し、家族の関係性を読み解いていきますが、その家族を代理する人を「代理人」と呼んでいます。

最近のファミリーコンステレーションに慣れ親しんだ方には、少しイメージが湧きづらいかもしれませんが、クラシックなスタイルであるからといって、他と比べて劣るという意味ではありません。
むしろ、代理人の反応に頼ることができませんから、ファミリーコンステレーションの基礎理論を十分に理解し、その場から必要な情報を感じ取ることができるファシリテーターだからこそ可能になる方法です。

多くの方が、ファミリーコンステレーションの中で強い印象を持つのは、代理人の表現であろうと思います。
「なぜそんなことがわかるのか」「あの表現はまさに父のようだった」など。
それは、日常では体験できないことで、また、心の琴線に触れるものです。

しかしそれは、ワークショップへの参加者が行ったことであり、ファシリテーター自身のものではありません。
もしファシリテーターが、代理人が表現するものがなければ、ファミリーコンステレーションを進行できないとするならば、代理人(参加者)に依存することでファミリーコンステレーションを成立させていることになり、安定したセッションを行うことは難しいのです。

ですから、「クラシックなスタイルでファミリーコンステレーションを進めていくことができるのか」という点は、ファシリテーターの技量を見極める参考になります。

②新しいスタイル


クラシックなスタイルは正反対と言っていいかもしれません。代理人に動きを任せ、ファシリテーターはそれを制限しません。また、言葉も極力使用しない、ニューファミリーコンステレーション(新しいファミリコンステレーション)と呼ばれる新しい手法です。

ファミリーコンステレーションの原則的な理論に違いはありませんが、クラシックなスタイルや次に記載するハイブリッドなスタイルの手法とは、全く別のものと捉えています。
クラシックなスタイルのファミリーコンステレーションが、心理療法の枠組みに含まれるものであるのに対して、新しいファミリーコンステレーションは、ヒーリングやエネルギーワークといった枠組みに含まれるセッションと言えるかもしれません。

近年、ドイツなどで行われるトレーニングに参加し、日本でニューファミリーコンステレーションを提供する方も増えているようですが、名称は同じでも内容は大きく違うので、ホームページなどで判別できない場合は、事前にお問い合わせされることをお勧めします。

③ハイブリッドスタイル


コンステレーションズ・ラボのファミリーコンステレーションは、、このハイブリッドスタイルであり、ニューファミリーコンステレーションを行わないファシリテーターの多くはこのスタイルです。
基本をクラシックなスタイルとし、費用な場面で代理人に「感じたとりに動く」ことを求めます。

ファミリーコンステレーションのセッション方式


ファミリーコンステレーションのセッションは、次の2つに別れます。

ワークショップ


コンステレーションでは、ワークショップ方式が基本的なスタイルです。
ファシリテーターとクライアント、参加者で行います。
そして、クライアントの家族などの代理をする人をワークショップ参加者が相互に行います。

ワークショップの醍醐味は、コンステレーションの本質ではないといえ、やはり代理人です。
一つは、代理人が言語化出来ないような雰囲気や感情を表現できることで、コンステレーション中はほぼ見ているだけのクライアントの心に深く響くのです。

もう一つは、代理人としてクライアントの家族の感情や感覚を感じるという体験です。
これをとおして、簡単に自分以外の感情や感覚を人間は感じることができることを知ります。
また、コンステレーションが進むに連れて、感じている感情や感覚が次々に変わっていくことを体験します。
この経験は、感情や感覚というものが、自分のものではないものを日常から感じ取っている可能性に開き、日常で囚われがちな感情が、環境によってコロコロと変わっていくものであるという新しい可能性が開かれます。

個人セッション


個人セッションは、ファシリテーターとクライアントの2名で行われるセッションで、次の2つに別れます。

対面


ワークショップ形式と対比される対面での個人セッション。
ワークショップ形式のように、参加者に代理人としてコンステレーションを行うことが出来ませんから、人形などの道具を使って、クライアントの心の中にあるイメージを表現します。
道具は、代理人のように感じていることを話してはくれませんから、クラシックなスタイルのコンステレーションと同様に、ファミリーコンステレーションの基礎理論を十分に理解し、その場から必要な情報を感じ取ることができるファシリテーターだからこそ可能になる方法とも言えます。

コンステレーションを現在の形に確立したバート・ヘリンガーは、個人セッションを行いませんでしたから、この方法を否定するファシリテーターもいるようです。
しかし、それを理由に行わないのは盲目的と言えます。

ワークショップに参加したいと思っていても、様々な条件によって難しい方は沢山います。
そして、何よりも個人セッションには個人セッションの長所があります。
ワークショップでは、クライアント1人あたり1時間〜1時間半程度の時間を使います。
しかし、その大半はファシリテーターと代理人とのやり取りでインタビューの時間は比較的短いです。
それに対して、私の1回のセッション時間は2時間で、ファシリテーターとクライアントのやり取りによって、その時間を使います。

それは、ワークショップとは全く別の安心感と充実感があり、コンステレーションをしっかりと受け取っていただける時間となります。
また、個人セッションでは、代理人を人間ではなく、人形やその他の道具を使って表現しますが、人数に制限がないことで、必要な要素を必要なだけ表現できます。
更に、全体を俯瞰的に見ることができるので、コンステレーション後に残るイメージがより理解しやすいものとなるでしょう。

電話


こちらも個人セッションですが、電話やテレビ電話を使った方法です。
人形などの道具をTV電話で移しながらセッションを進めることも可能ですが、電波状況やパソコン環境の制限により、対面に比べると双方に違和感を持つ可能性はあります。
しかし、時間的な制約などにより、対面でのセッションが難しい場合には、活用していただきたい手法でもあります。

また、道具を画面に映さずにセッションすることもできます。
この場合は、クライアントさんのイメージを使いながらセッションを進めていきますが、この手法が最もコンステレーションを理解していなければ上手く進めることができない手法でもあります。

ファミリーコンステレーションのファシリテーターの選び方


ここまで、スタイルと手法の違いを書いてきましたが、冒頭にも書いたように、ワークショップや個人セッションに参加する前に、客観的な指標によって自分にあっているファシリテーターを見つけ出すことは、非常に難しいことであり、「最終的にはセッションを受けてみなければわからない」が結論ではあります。

しかしながら、十分なトレーニングを受けずに、何度かファミリーコンステレーションを見ただけで、見様見真似のファミリーコンステレーションをプロとして提供している人も出てきている昨今です。
十分とは言えませんが、もう少し判断できるような情報を上げてみたいと思います。

十分なトレーニングを受けているか

日本で行われているトレーニングでは、基本的に3年間の時間を要するプログラムになっています。
しかし、プロとして十分な仕事ができるようになるまでは、もっと時間を要するものです。

自分のセッションを十分に受けているか

ファミリーコンステレーションで、自分の問題をしっかりと解決していなければ、ファシリテーターの個人的な感覚が、ファミリーコンステレーションに入り込み、上手く行かないことが非常に多くなります。
まず、ファシリテーター自身が自分の問題と向き合い、解決しているかは、重要なポイントです。

クラシックなスタイルでワークショップができるか

上記に記載したとおり、代理人に頼らず、振り回されないファシリテーターを判別するポイントです。

ワークショップのファシリテーターは1人か

初期の段階において、ファシリテーターが知識や経験不足を補うために、2人のファシリテーターでワークショップを開催することがありますが、少なくとも私の経験では、2人でファミリーコンステレーションを行うことの方が遥かに難しく、高等技術です。

電話セッションで十分な結果が出せるか

上記に記載したとおり、十分な知識を有し、ファミリーコンステレーションを理解している指標になります。

自分の言葉でファミリーコンステレーションが説明できるか

体験から学ぶことが多いファミリーコンステレーションは、自分の中に完全に腑に落ちるまで、文字での説明が困難です。
どこかで見た似通った説明ではなく、わかりやすく、また理論的に破綻していない説明は、よい指標となります。

6つのポイントを記載しましたが、やっぱり百聞より一見です。
コンステレーションズ・ラボでは、そう思いメールマガジンの読者様へ体験セッションをご用意していますので、ご興味があれば活用して下さい。

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