人前で緊張して震えてしまう…対人恐怖症を解決する方法

自分ではどうにもならないココロとカラダの症状専門家
坪田です。

あまり自覚はなかったのですが、ふと過去を思い返した時、昔から目立ちたがり屋だったんだよなぁと気がつきました。
でも、決して目立っていたわけではなくて、人の注目を集めることは苦手で、しゃべりも上手くないし、面白いことが出来るわけでもありません。勉強が出来るわけでも、スポーツが圧倒的に上手いということもありませんでした。

だから、脳内で目立つ妄想をしていたというか、目立つことに憧れていました(ーー;

そんな中、人気者でもないのに、小学生の時に児童会の役員に立候補したことがあります。
結果はもちろん惨敗。

でも、今思い返すとその結果よりも、全校生徒の前で演説をしているときの記憶がほぼ無い事に気がつきます。
それは、シンプルに言ってしまうと「とても緊張していた」からなのですが、この緊張の感覚を表現すると、「頭しかない」感じです。
緊張しすぎて、まさに上がってしまっているので、感覚が頭にしかない。
だから、手が震えているとか、足が震えているとかも感じない。
(もちろん震えているのですが。)

そんな状態で、練習の成果を発揮するも何もありません。
終わってから反省しようにも、自分の大半はそこにいないような感覚ですから、反省しても生かし方がありません。

でもまぁ、緊張したらそんなものかなぁと思っていたのです。
そして、そんな状態は、大人になってからも変わらず続きます。

自分が変なの?人前に立つと緊張して震えが止まらない


自分だけが変なのか?
あるとき、ふとそう思いました。
「緊張するんだよ〜」と友だちに話をしても、なんだか噛み合いません。

掌に人って書いたら大丈夫と真面目に言われたり、
深呼吸してみたらとか、
聴衆の顔を変顔にしてみるとか、
そんなアドバイスをもらうけれど、そんなことで変化するとは思えない。
そもそも、聴衆の顔を面白い顔に想像するだけの余裕があればいいんだけれど、その余裕もないのです。

どうやら、周りの人たちが言っている緊張と、私の緊張は質の違うものか、レベルの違うものだったのです。

方法論は昔からあふれかえってる


インターネットで必要な情報を得られるようになり、どうすれば人前で緊張せずに本来の力が発揮できるのかを私なりに調べました。
でも、そこにあるのは、こうすればいい、ああすればいいという方法論ばかり。

これだけ情報があふれる時代であっても、私の必要を満たしてくれる情報は見つかりませんでした。
・まじないレベルで解消できるのは話になりません。効果は「0」。
・努力して変化するなら、努力するけれど、頑張っても変化の兆しが見えません。
・考え方だよって言われても、そんなものは全部ぶっ飛ぶんだから、どうにもなりません。

社会不安障害


更に調べていると、病名が出てきました。
人前で過度な緊張をするのは「社会不安障害」であると書いてあります。

診断名があるというのは、同じ症状を持つ方が他にもいると言うことであり、社会的に認知されていると言うことでもありますから、「自分だけが変なのか?」という疑問に対しての救いになります。

でも、診断名でほっとしても、治りはしないのです。
慰めてほしいんじゃなくて、治してほしい。
少なくとも私はそう感じました。

緊張ってそもそも何なのだろうか


医学的とか科学的ではなく、もっとシンプルに緊張って何のために存在しているのだろうか。
そんな観点から、改めて見つめてみようと思います。

一般的に、適度な緊張は良い結果を生むとか、適度は緊張はあった方が良い等と言われます。
それはきっと、自然に集中できている状態であって、私が体験してきた「どうにもならない緊張」とはそもそも違うものなのではないだろうかと思います。

私が体験してきたものは、緊張と言うより、「上がっている、地に足がついていない、浮き足立っている」という表現の方が適切なのでしょう。
では、どうして上がってしまうのか。
意識が頭に集まって、手足は震えてしまうのでしょうか。

これもシンプルに考えると、自信が無いから、不安だからということになるでしょう。
自信が無い、不安だから「どうしよう、どうしよう」と頭で考え始める。
考えてもその答えは見つからないから、余計に考える。
そうすると、自然と意識は頭に集まってしまいます。

人の身体って不思議なもので、頭に意識を集めると、足に力が入らなくなります。
反対に、意識を足の裏に集めると、自然と足に力が入るのですね。

ですから、世の中にあふれる方法論の多くは、頭でごちゃごちゃを考えるのを防いだり、意識を違うところへそらすものが多いのでしょう。
そして、自信を持つため、不安を解消するために、事前の準備や練習が重要だと言われるのですが、ここで出口のないループに入り込むことになります。
そもそも、努力してもそれを吹き飛ばすほどの緊張が襲ってくるのですから。

でも、ピンチはチャンスは事実です。
この一見出口のないループに入り込んだと感じるときこそが、想定外の第3の解決策を迎え入れる準備が出来ているのです。

自分の中を探しても答えはない


第3の解決策とは何か。
今までは、自分の中に原因を探したり、自分の行動や思考を変えることで、緊張から脱しようと試行錯誤されてきたのではないでしょうか。
しかし、そもそも、自分の中に原因がないとしたら。
自分の人生の中に、人前で緊張する原因がないとしたら。

ファミリーコンステレーションでは、とても基本的な理論なのですが、「今感じている感情や感覚は自分のものではない可能性がある」と言うことです。

そんなバカなと思われるでしょうか。
このどうしようもない緊張の感覚が、自分のもでは無い?
にわかには信じられないかもしれません。

しかし、よくよく日常を思い返してみると、珍しくなく似た現象を体験していることに気がつきます。

例えば、行きたくないなぁと思っていた友人との集まり。全然楽しくなかったのに、周りが盛り上がり楽しそうにしていたら、いつの間にか自分も楽しくなっていた。
仕事での会議中、隣の人がイライラしていたら、意味も無く自分もイライラしてきた。
など。

人は意外なほど、周りの感情や感覚に影響されています。
そして、これには時間や距離が影響しません。

つまり、過去の誰かが感じていた過度な緊張や不安感、落ち着かない感覚を、今を生きるあなたが感じている可能性があると言うこと。

頭で、理屈で考えると「そんなバカな」が離れないかもしれません。
しかし、あなたの身体感覚に聞いてみるとどうでしょう。
その可能性について、疑っていないあなたがそこにいるかもしれません。

私が行う、個人セッションやワークショップでは、この誰かの感情や感覚がどこから来るのか、なぜ来ているのかを視覚化することで、その解決方法を見つけていきます。

自分の能力を発揮する喜び


おかげさまで、緊張せずに、能力が発揮できるようになりました。

練習の成果が十分に発揮できる。
こんな喜びってないんです。
反省して次に生かせるって、凄く楽しいんです。

持てる能力を発揮することを通して感じる幸せって、他の幸せとちょっと違っている気がします。

人前で緊張しない人はいるのだろうか


あるとき、妻と話していると、仕事で研修をすることになったけれど、全然準備が出来ていないと言います。それも、100名以上の前で話すのだそうです。
さぞかし、緊張するだろうと思い「緊張するね〜」と言ったら、妻は「いや大丈夫。私、緊張しないから」とサラッと言うのです。

あまりの衝撃に目が点になりました。
「えっ、なんで。」
と思わず聞きましたが、緊張しない人にどうして緊張しないのと聞いてみたところで、普通にしているだけなので答えがありません。

ホント、人それぞれなのだなぁと感じたのでした。

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