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ファミリーコンステレーションの個人の思いを補足するもの

前回お届けした


「個人が属する集団にたいする無意識の思い」=「個人の良心」を更に補足する理論をお届けします。

坪田
いつもありがとうございます。
【ひといちばい敏感で感受性の強い方(HSP/HSC/エンパス)の専門セラピスト】
坪田です。

バランスを取ろうとする無意識の思い


人は自然にバランスを取って、関係を維持しようとします。
例えば、
挨拶をすると、挨拶を返す。
誕生日プレゼントをもらったら、誕生日プレゼントを返す。
このようなことを私達は自然にします。

反対に、これをしないとなんだか気分が良くない。
何か後ろめたさのようなものを感じます。

私達は、どうやら無意識にバランスを取ろうとします。
さて、これが、個人の良心をどのように補足するのでしょうか。

一つは、受け取りすぎている場合、私達は属する集団に貢献していないような感覚になるため、後ろめたさを感じるということ。
与えすぎている場合、貢献している感覚があり優越感を感じるかもしれません。
しかし、与えすぎるということは、所属するグループに居場所がないような不安感が裏にある可能性が考えられます。
また、与えすぎると疲れ果ててしまうか、他の人にも同様の貢献を求める場合もあるでしょう。

もう一つは、受け取りすぎていると感じているものが、生命である場合です。
子どもは、親から生命を受け取ります。
そうすると、無意識にバランスを取ろうとします。
親に生命と同等のものを返そうとするのです。

幼児の自己中心性


もう一つ、補足するものがあります。
ピアジェという発達心理学者が提唱した自己中心性です。

J.ピアジェが,幼児の精神構造の特徴を表わすために用いた概念で,もっぱら自己を中心に据えた視点から外界に働きかけ,視点を変えたり,視点と視点の関係をとらえたりすることのできない時期の特徴をさす。
こうした性質は,空間知覚,言語,知的作業など,さまざまな側面について認められる。

世界大百科辞典より引用

これは、私がいるから、世界があるという認識です。
幼少期の子どもに、相手の立場に立ちなさいと言っても、それは想像できません。
車の中から見た公園の景色を、公園から車を見たらどのように観えるのか、想像することができません。

世の中が起こることは全て、「自分が○○だから、□□です。」と捉えます。
眼の前にある、悲しい顔をしたお母さんは、自分に責任があると捉えるのです。

絆の強さ


最後にもう一つ。
絆の強さです。
絆とは、無意識の繋がりであり、相互の影響の大きさと言ってもいいでしょう。
生命に関わる繋がりがある集団または人との絆は、その他の関係性よりも強く、無意識の影響が働きやすいのです。

ですから、友達関係や会社での関係による影響よりも、家族・家系との影響の方が明らかに大きいのです。
また、家族に限らず、互いの生命を預け合う戦友や、事故や遭難で生命を支え合った友人との絆は、非常に強いものとなります。

ファミリーコンステレーションの基礎的な理論


ここまで見てきたものをシンプルにまとめると、

私達は、
・手段に属したいと思い、貢献する
・バランスを取ろうとし、親に生命と同等のものを返そうとする
・母親が悲しんでいるのは、自分のせいだと認識し、自分がどうにかしなくてはいけないと思う
・絆が太いと相互の影響が大きくなる
と感じることにより、未来にエネルギーを使うことが難しくなる。

これが基礎的な理論の一つであり、この影響によって、日常の様々な問題が生じていると言えます。
ファミリーコンステレーションでは、問題を入り口に、なにに影響され、どうして問題が生じているのかを解き明かし、より楽に生きることができる方法を提案する心理療法です。

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  1. ファミリーコンステレーションの基本的な理論

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